カテゴリ:五十肩( 2 )

上肢挙上と肩鎖関節・胸鎖関節

肩鎖関節と胸鎖関節の役割として最も重要なことは、肩甲骨の可動域を拡大させることである。効率を上げると言い換えてもいいかと思われる。

まず、肩鎖関節は肩甲骨の回旋運動中に肩甲骨の運動を受けて胸鎖関節に運動を生じさせる。

この時、肩甲骨の回旋を効率的に60度まで行う為に、肩鎖関節では30度の回旋が起こるが、その為には胸鎖関節での30度の挙上が必要となる。

(肩鎖関節の運動は90度の外転後に最大となるので、肩鎖関節障害がある場合には90度で痛みを認めることが多い。)


上肢が90度まで挙上する間に、胸鎖関節では30度の角度が得られる。

(90度以上の挙上では鎖骨の角度変化はほとんど無い)

つまり、鎖骨の動作制限は上肢の挙上を制限することになる。
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by iwashima89 | 2009-06-11 16:52 | 五十肩

インピンジメントと烏口肩峰アーチ

ここでは、烏口肩峰アーチとインピンジメントの深い関わりをまとめてみる。


烏口肩峰アーチは、肩峰および烏口突起とそれらを結んでいる烏口肩峰靭帯からなり、棘上筋と上腕骨頭に対する屋根を形成している。
上腕骨頭の上方への脱臼を防ぐが、他の靭帯が正常な場合は安定性に関与はしていない。


インピンジメント症候群との関わりは、

烏口肩峰アーチと上腕骨頭の間の弾力の少ない部分に
上関節上腕関節包・肩峰下滑液包・上腕二頭筋長頭腱・棘上筋腱が、

挟まれ圧迫されているということにある。

インピンジメントは大結節がアーチの下をくぐらなくてはならない80~120度挙上した位置で起こりやすく、

烏口肩峰アーチ下の間隔が狭小化しているか、

もしくは複合運動
(上腕骨頭のすべり運動、
外転運動における上腕骨頭の外旋、
内転運動における上腕骨頭の内旋)

が妨げられた場合にインピンジメントが生じる。
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by iwashima89 | 2009-06-11 16:31 | 五十肩