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上肢挙上と肩鎖関節・胸鎖関節

肩鎖関節と胸鎖関節の役割として最も重要なことは、肩甲骨の可動域を拡大させることである。効率を上げると言い換えてもいいかと思われる。

まず、肩鎖関節は肩甲骨の回旋運動中に肩甲骨の運動を受けて胸鎖関節に運動を生じさせる。

この時、肩甲骨の回旋を効率的に60度まで行う為に、肩鎖関節では30度の回旋が起こるが、その為には胸鎖関節での30度の挙上が必要となる。

(肩鎖関節の運動は90度の外転後に最大となるので、肩鎖関節障害がある場合には90度で痛みを認めることが多い。)


上肢が90度まで挙上する間に、胸鎖関節では30度の角度が得られる。

(90度以上の挙上では鎖骨の角度変化はほとんど無い)

つまり、鎖骨の動作制限は上肢の挙上を制限することになる。
by iwashima89 | 2009-06-11 16:52 | 五十肩
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